機器貸し出しシステムのプランを立てる

こんにちは、このサイトの管理人をしていますAccessの壺です。

私は臨床工学技士という仕事をしていて、病院の中で使われる機械のメンテナンスをしています。

とても多くの種類・多くの数の機器を管理しています。紙の台帳では管理しきれないのです。

そこでMicrosoftAccessをつかって管理することを思いつきました。

MicrosoftAccessで医療機器台帳を作るうえで、まず何をしたいか明確にしてからデータベースを作るとうまくいきます。

どんなデータベースを作るのかプランを立てていきましょう!

目次

どんな機械を取り扱うか

どんな機械の台帳をつくろうとしているかというと

  • 輸液ポンプ
  • シリンジポンプ
  • 人工呼吸器

まずはこの3種類から初めていきたいと思います。

ただ、今後の運用次第では管理する機器の種類を増やしていく予定です。

今後増やしていく予定の機器は

  • 経管栄養ポンプ
  • 輸液コントローラー
  • フットポンプ
  • 低圧吸引装置

機器の貸し出し・返却の仕組みを自動化したい

じつは、輸液ポンプ・シリンジポンプ・人工呼吸器なんど装置は、中央管理といって、ME機器管理室という部屋に使わない時は置いておいて、病棟で必要な時に、貸出をします。

ME機器管理室というのは、医療機器を1か所に集めてまとめて管理・メンテナンスをする部屋です。

いわば医療機器の図書館のような場所です。

レンタルDVD屋さんのような場所とでも言えますね。

貸し出し・返却の処理を、だれがやっても間違えることなく、簡単に処理できるような仕組みを作りたいと思います。

バーコード管理という方法

 装置ごとに、機器IDを割り振って管理したいと思います。

バーコードをシールで印刷してそれを各機器に貼り付けるのです。

バーコードを読み取ることで、機器IDをいちいち入力する手間がはぶけます。

管理がとても楽になります。

紙の台帳って何だったんだろう・・・ってね。

最近では、ICタグを使うという方法もうありますよね。

NFCタグです。

個人的にはこういった新しい仕組みは大好きなのですが、管理する機器の数が多いので。コストがかかりすぎるので却下です。

NFCタグも楽天とかAmazonをみると1枚100円以下で買う事ができるようになりました。

それでもバーコードは紙さえあれば、簡単にバーコード作成ができるので、優れものです。

定期点検の入力をする仕組み

 病院で使われている装置は、メーカーが定める定期点検を行う必要があります。

私の働く施設では輸液ポンプ・シリンジポンプは3か月に1回臨床工学技士による定期点検を行っています。

点検の内容は

  • 外装に破損が無いか
  • 電源を入れた時のセルフチェックは正常か
  • 装置の時計は合っているか
  • 閉塞アラームが正常に動作するか
  • 気泡センサーが正常に動作するか(これは輸液ポンプ)
  • 流量に誤差は許容内か

輸液ポンプ・シリンジポンプに関してはこのような項目ですが、今後管理する機器の種類が増えた場合、点検項目をシステム上で管理するのは大変です。

新しい機器が増えるたびに、システムの修正をする必要が出てきます。

定期点検の管理は、合格・不合格の判定と、点検を管理する番号をデータベースに記録。

その番号と同じ番号を紙の点検表に記載しておき、システム上の番号と紙の点検表の番号を照合することで、何時・どの機器が・どんな点検をして・どのような結果だったのかがわかるように管理していこうと思いまうす。

バッテリー交換の入力をする仕組み

 輸液ポンプにしてもシリンジポンプにしても基本的に電源コンセントに接続して利用するものです。

でも、患者さんが移動することもあるわけじゃないです。

だからバッテリーが内蔵されいるのです。

バッテリーというものは、充電して何度も繰り返し使う事ができますが、それも永遠ではありません。

何千回と繰り返し充電・放電をしていると、バッテリーがヘタってきてしまいます。

バッテリーはルールを決めて交換していくことが大切です。

私の施設の場合は輸液ポンプ・シリンジポンプのバッテリーは3年ごとで交換するルールで運用をしています。

3年というルールを決めたら確実に決められた時期にバッテリーの交換をする必要があります。

バッテリーの交換時期が来たら、システム上で交換を促すアラートのような物が動作するように、作っていきます。

時期が分かりやすいようにしたい

 バッテリー交換と同様に、定期点検の時期もアラート表示してくれるの、便利ですよね。

定期点検については、機器が返却されたときに、

「定期点検時期ですよ!」って教えてくれるような仕組みを取り入れたいと思います。 

ある程度プランができたら作業開始

 ある程度、機器貸し出しシステムのプランが整ってきました。

機器貸し出しシステムでやりたいことは

  1. 機器の貸し出し・返却処理をバーコードで処理
  2. 貸し出し返却処理は誰でも簡単にできるようにバーコードリーダーのみで行えるように
  3. 装置の点検時期・バッテリー交換時期の管理をシステム上で管理

このフローをメインにME機器管理システムを作っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

こんにちはAccessの壺です。
臨床工学技士としてどこかの病院で働いています。
夜な夜なMicrosoftAccessで遊びたおして、独学で病院内のいろんなシステムを開発してきました。
透析患者さんの透析条件管理システムやME機器管理システム、アンケート集計などなど作ってきました。
Accessの楽しさを発信するために、このサイトを運営中。

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