Access起動時にフォームを表示 フォーム同士をつなぐ|DQのアイテムデータベースをAccessで作る10

今回で「DQアイテムデータベースをAccessで作る」も10回目となりました。
前回まででつくってきたバラバラのフォームを行き来できるように設定します。
仕上げとして、ファイルを開いたときにメイン画面のフォームが開くように設定していきます。

目次

「メイン画面」から「アイテム入力フォーム」へ移動して戻ってこれるようにします

f:id:me-hige:20200119203231p:plain

メイン画面デザインビューで開きます

f:id:me-hige:20200119203701p:plain

アイテム入力フォームのフロパティシートを開きVBAを起動します

f:id:me-hige:20200119203945p:plain

これを

f:id:me-hige:20200119204151p:plain

メイン画面を閉じるコードを追加します
フォームを閉じるコードはこのような構文です

f:id:me-hige:20200119205128p:plain

 メイン画面フォームを保存して閉じます

アイテム入力フォームをデザインビューで開きます

f:id:me-hige:20200119205742p:plain

ボタンを2つ追加します

f:id:me-hige:20200119210059p:plain

2つのボタンをそれぞれ、プロパティシートを開き

表題:保存
名前:保存

表題:戻る
名前:戻る

と設定します

f:id:me-hige:20200119210525p:plain

 保存ボタンのVBA

f:id:me-hige:20200119222234p:plain

Private Sub 保存_Click()
DoCmd.Close acForm, “アイテム入力フォーム”
DoCmd.OpenForm “アイテム入力フォーム”
End Sub

このコードは何をしているかというと、一度アイテム入力フォーム閉じることで、データをテーブルに保存し、再度アイテム入力フォームを開いています。それにより、次々とデータの入力が可能となります。

戻るボタンのVBAf:id:me-hige:20200119222953p:plain

Private Sub 戻る_Click()
DoCmd.OpenForm “メイン画面”
DoCmd.Close acForm, “アイテム入力フォーム”
End Sub

このコードはわかりやすいと思います
メインメニューを開き
アイテム入力フォームを閉じるというものです

 アイテム入力フォームを保存して閉じます

動作確認

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f:id:me-hige:20200119223922p:plain

メイン画面の「アイテム入力フォーム」ボタンをクリックするとアイテム入力フォームへ移動します。「戻る」ボタンををクリックするとメイン画面に戻ります。

 メイン画面に「伝票日付」ボタンを配置

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メイン画面に「伝票日付」ボタンを配置し、プロパティシートを表題:伝票日付、名前:伝票日付 とします
クリック時にVBAを組み込みます

Private Sub 伝票日付_Click()
DoCmd.OpenForm “伝票日付”
DoCmd.Close acForm, “メイン画面”
End Sub

伝票日付フォームに戻るボタンを配置

f:id:me-hige:20200119225352p:plain

伝票日付フォームに戻るボタンを配置し、表題:戻る 名前:戻る とします
クリック時にVBAを組み込みます

Private Sub 戻る_Click()
DoCmd.OpenForm “メイン画面”
DoCmd.Close acForm, “伝票日付”
End Sub

起動時にメイン画面フォームが表示されるように設定する

 Access講座1回~12回で作ってきた、ドラクエのよろずやの売り上げ伝票ですが
この状態で、よろずや店主に渡すと、テーブルとかクエリを知らず知らずのうちに触ってしまい、データが消えてしまったりする可能性があります。
Accessには作ったシステムをユーザーに使ってもらう時に、触ってほしくないところを隠す機能があります。

ファイルをクリックします

f:id:me-hige:20200120203620p:plain
オプションをクリックします

f:id:me-hige:20200120204131p:plain

現在のデータベースを選び、
アプリケーションのオプションの中の
フォームの表示(D):(表示しない) になっているところを
フォームの表示(D):メイン画面 にします

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続いて
ナビゲーションのなかの
☑ナビゲーションウインドウを表示する(N)のチェックを外します
OKをクリックします

f:id:me-hige:20200120204853p:plain

指定したオプションを有効にするには、現在のデータベースを閉じて再度開く必要があります。と出るので「OK」をクリックして、Accessファイルを一度閉じます

f:id:me-hige:20200120204954p:plain

再度「第12回Access.accdb 」ファイルを開くと
メイン画面フォームが表示され
ナビゲーションウインドウの表示が消えています

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これで、よろずやにこのファイルを渡しても安心です。

再度ナビゲーションウインドウを表示するには?

ナビゲーションウインドウが非表示だと、編集ができません!これだと困ってしまいます。
ちゃんとナビゲーションウインドウを表示させてaccdbファイルを起動する方法があります。(そりゃそうだ・・・)

まず「第12回Access.accdb」ファイルを選択します

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「SHIFT」+ 「ENTER」でファイルを起動します

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ナビゲーションウインドウが表示されました

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今回はここまでにします

MicrosoftAccessというソフトはデータベースの格納する部分というのは、Microsoftがしっかりつくってくれています。フォームやレポートというユーザーインターフェースを介してユーザーがデータベースに接します。このAccess講座で紹介したVBAは簡単なもですが、何となくシステムとして動かすことができました。
今後も、初心者でもわかりやすいAccessを使ったシステム開発を紹介していきたいと思います。

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この記事を書いた人

こんにちはAccessの壺です。
臨床工学技士としてどこかの病院で働いています。
夜な夜なMicrosoftAccessで遊びたおして、独学で病院内のいろんなシステムを開発してきました。
透析患者さんの透析条件管理システムやME機器管理システム、アンケート集計などなど作ってきました。
Accessの楽しさを発信するために、このサイトを運営中。

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